妊娠期間中、食べた方が良い「甘い質を持った食べ物」
具体的に、食べた方が良い甘い質の食べ物、避けたほうが良い甘い質の食べ物をお伝えします。
1:ドライフルーツ
ドライフルーツは、妊娠期間中素晴らしい甘い食べ物です。
このドライフルーツの甘みは、適度にカパを増やし、妊婦さんの体力の消耗を補うとともに免疫力を高め、赤ちゃんの発育も促してくれます。
特に妊婦さんにオススメの3大ドライフルーツ、白イチジク、デーツ、レーズンについては詳しく別コラムにて紹介していきますのでご覧ください。
2:ホットミルク
ホットミルクは甘い質に分類される飲み物です。甘いという味は、砂糖、お菓子ばかり連想してしまいますが、ホットミルクも適度にカパを増やし、妊婦さんの体力の消耗を補うとともに免疫力を高め、赤ちゃんの発育も促してくれます。
3:炊き立てのご飯
炊きたてご飯も甘い質に分類される食べ物です。妊娠期間中は玄米のほうがいいのでしょうかと患者さんから聞かれたことがありますが、はっきりと言って白いご飯のほうがいいです。このことに関してはまた別コラムでお話ししようと思います。マクロヴィオティックをされている方は毎日玄米ご飯を食べていますが、妊婦さんは特に避けたほうがいいです。健康=玄米食というイメージが定着していますが、妊婦さんは(一般の方も)基本的には炊きたての白いご飯が一番いいです。
さらに言うと、押し麦を混ぜた白いご飯が最も妊婦さんにも赤ちゃんにも良いです。炊き立てのご飯は適度にカパを増やし、妊婦さんの体力の消耗を補うとともに免疫力を高め、赤ちゃんの発育も促してくれます。
4:フレッシュヨーグルト
フレッシュなヨーグルトは甘みと酸味を併せ持った食べ物ですが、カパを増やす質を持った食べ物です。通常はヨーグルトは消化が遅く、カパを増やしすぎてしまうのでオススメではないのですが、妊娠4ヶ月頃、(12週、13週、14週、15週)、この頃は赤ちゃんの心臓の動きが活発になり、神経系統、手足の筋肉が急速に成長する時期なのですが、例外的にむしろフレッシュヨーグルトを食べたほうが良い時期とされています。急速な成長期にカパの「くっつける」というエネルギーが特に必要なので、やや質の重い、カパを増やすフレッシュヨーグルトがとても良いのです。質が重いというのは消化が遅いと言う意味です。
ちなみに、このフレッシュヨーグルトは、朝一番ではなく、できれば昼にあまり冷やしていない常温の状態で食べるのが最も安全で、心と体が健康になる効果も高いです。なぜ昼に常温で食べるのがいいかは、またいずれコラムにてお話ししようと思っています。仕事をされている妊娠12〜15週くらいの妊婦さんは、朝プレーンヨーグルトを買って、冷蔵庫に入れずにお昼に食べるというのがいいですね。
5:ギー(精製バター)
ギーは、適度にカパを増やし、妊婦さんの体力の消耗を補うとともに免疫力を高め、赤ちゃんの発育も促してくれるだけでなく、妊婦さんの消化力をあげ体を冷やさない素晴らしい作用があるので特にオススメです。ギーについては別コラムに詳しい説明、効果、作り方を載せますのでお読みいただきたいです。
手作りのギーはこのような感じです。このギーの澄んだ純粋な輝きが、赤ちゃんの純粋性を上げる質を持っていることが伝わりますでしょうか。
次回は、避けたほうが良い甘い質を持った食べ物の話をします。次回でとりあえず、「味の話」は終わりです。マタニティ、妊娠期間中の指圧マッサージと共に、生活に取り入れていってもらいたいです。