お役立ちコラム

快適マタニティライフ お役立ちコラム クーポン情報 ご予約・お問い合わせ:03-6455-42630/営業時間:火〜土 10:00〜20:00/定休日:日曜・月曜・祝日

妊娠期間中なぜむくむのか。循環器の変化のはなし。

2015年09月19日(土)14時14分
カテゴリ:お役立ちコラム むくみ、つり 

妊婦さんはむくみます。これは多くの妊婦さんの指圧マッサージをしていて本当に感じることです。実際に足首、くるぶし、足の甲がパンパンにむくみ、曲げるのも痛いような妊婦さんが何人も来ています。
しかし、全ての妊婦さんがむくむかと言われると、むくむ人、むくまない人の差はかなりあります。指圧マッサージに来る妊婦さんの脚を見ていても、ほぼむくまずに出産を迎える妊婦さんも少なくありません。この違いはなんでしょうか。当初私は、血圧がPointなのではないかと思っていました。一般的に妊婦さんは高血圧になりやすく、高血圧とむくみは大きな関係を持っているからです。高血圧は腎臓のろ過機能を低下させます。腎臓の機能は、体内の不要な老廃物を血液を介しろ過し、尿として体外に排出します。腎臓には網目のような構造をもった糸球体というものがありますが、高血圧が長く続くと、糸球体の血管に圧力がかかるため動脈硬化を起こす可能性があり、ろ過機能を低下させてしまいます。

妊婦さんは妊娠後期にかけ高血圧に傾きやすい

妊婦さんの特徴として、高血圧に傾きやすい傾向があります。これも個人差があり、妊娠以前と変わらない、低血圧が続くという方もいますが、高血圧が強く出る妊婦さんもいます。現代医学でもなぜ妊婦さんが高血圧になりやすいのか、これは分かっていません。妊娠前までは異常がなかったのに、妊娠中に高血圧、蛋白尿、むくみのいずれかが現れる症状を「妊娠中毒症」と呼んでいました。現在は母体と胎児になんらかのトラブルが起こるリスクは、蛋白尿やむくみよりも高血圧が中心であるということがわかってきたため、「妊娠中毒症」という呼び名を廃止し、高血圧をともなうたんぱく尿などの異常(高血圧のみである場合も)を「妊娠高血圧症候群」と呼ぶようになりました。
妊娠高血圧症候群は、胎盤の血管が作られる際になにか異常があった場合発症するという説が有力ですが、まだ詳しい因果関係はわかっていません。妊娠高血圧症候群になりやすい人の傾向としては、もともと高血圧、糖尿病、腎疾患があるなど、肥満、高齢、多胎妊娠などがあげられ、遺伝するものでもあるため、妊婦の母親が妊娠高血圧症候群であった場合も、発症のリスクが高まるともいわれています。
このように妊娠高血圧症候群にはむくみが伴うケースが多いので、高血圧とむくみは関係が深そうですが、高血圧になりやすい妊婦さんばかりがひどいむくみが出るのということでもなく、中には低血圧、貧血の妊婦さんでもひどいむくみが出たりします
妊娠中期から後期にかけてむくみという症状が多くみられ、およそ10週の台の妊婦さんはそれほど大きなむくみが出ていないケースが多いので、何か赤ちゃんが大きくなること、お腹が前に出てくることや循環する血液の変化もむくみと関係があるのかもしれません。

妊娠・出産に伴う心臓や血管の変化

妊娠期間中からだの中では、おなかの中の赤ちゃんを育て出産するため、心臓や血管に大きな変化が起こります。

(1)血液量が増える
妊娠すると、からだを循環する血液量は徐々に増加します。特に血液中の液体成分である血漿(けっしょう)は、妊娠6週目頃から増え始め、20週後半には妊娠前より平均して50%増えると言われています。そしてこの血液量が増えることには3つの利点があります。

①新しくできた血管への血液の供給
妊娠の経過とともに、胎児を育む子宮は大きくなり、必要とする血液量が増え、新たな血管もできてきます。血液量が増えることで、新しくできた血管にも十分に血液が行きわたります。

②心臓への血液(静脈血)の戻りを補う
妊婦さんの腹部にある静脈は、大きくなっていく子宮によって圧迫されやすくなり、足などからの血液が心臓へ戻りにくくなります。(これが妊娠中期から後期にかけむくみやすくなる原因の一つであるとも考えられます)。血液量の増加によって、心臓へ戻る血液の量が減りにくいようになります。

③出産時の出血に対する備え
分娩時には平均で300~500ml(ミリ・リットル)ほど出血します。しかし、血液量が増えることで、このような急激な出血に耐えられるようになっています。

ここで注意が必要なのは、血液量がもとの量に戻るのに、産後数週間かかるということです。分娩時には出血で、一時的に血液量が減少しますが、その後数日間は、子宮が収縮し、子宮にプールされていた血液が心臓に戻ってくるため、再び血液量が増えます。こうして増加した血液量が正常に戻るまでに、出産後、約4~6週間かかるといわれています。

(2)心拍数(脈拍数)の増加
よりたくさんの血液を全身に送り出すために、心拍数(脈拍)も妊娠前に比べ約20%まで増加します。また、妊娠中に脈が速かった反動で、産後には脈がゆっくりになる傾向があります。

(3)血圧は低く
妊娠中に増える女性ホルモンには血管を広げる作用があるため、妊娠初期から中期にかけて血圧は低下します。しかし、妊娠後期には血圧は妊娠前とほぼ同じか、もしくはやや高値となります。妊娠後期、30週を過ぎてから急にむくみが出る方もなかにはいますが、この血圧が後期にかけ高くなることが影響していると考えられます。

(4)血液は固まりやすく
妊娠中は女性ホルモンの影響で、血液を固まらせる物質が増加します。これにより、流産や分娩などの出血時に出血が止まりやすくなる反面、血管内で血液が固まり(血栓)、血管を詰まらせるリスクが高まります。

(5)大動脈も変化
妊娠中は女性ホルモンの影響で、全身に血液を送る太い血管である大動脈の壁がもろくなります。

このように妊娠期間中から産後にかけ、様々な循環器、心臓や血管の変化がみられそれが人によっては「動悸や息切れをしやすくなった」、「むくみが取れなくなった」、「朝特に痺れが出るようになった」といった不調につながるのです。
私が妊婦さんの指圧マッサージ治療をしていて感じるのは、むくむ妊婦さんは基本的には妊娠期間中むくみが出やすく、また痺れ(血行不良が原因と考えられるものだと考えられます)も出やすく、それが長く続くということです。
おそらく体質的なもの、血圧や血液量、静脈の子宮の圧迫、筋肉量、そして習慣的なもの、運動量、食事、仕事、の包括的な理由によりむくみやすくなるため、なかなか簡単にはむくみがとれません。ただ、妊婦さんの声を聞いていて効果があるとみんな言っているのは、着圧ソックス(メディキュット)やオイルマッサージや指圧などで、これらは一時しのぎのものでしかありませんが、妊娠期間中のむくみを軽減し、比較的楽に妊娠期間を経過する助けになります。
妊婦さんはむくみひとつとってもこれだけの変化が影響して起こりやすくなるものであり、妊婦さん自身が妊娠出産産後にかけ、それはお腹の大きさや体重だけではなく、様々な生理変化が起きていること、そしてそれは出産時までではなく産後約1ヶ月ほどかけ回復し元に戻っていくことを念頭に入れ、無理をしないということです。この無理をしないということは非常に重要で、妊婦さんは横になって休んでばかりいると逆にコンディションが整えにくくなるのですが(担当医から切迫の恐れがあり安静にしているように指示される妊婦さんはまた別です)、あくまでも妊娠期間中、出産を挟み産後1ヶ月くらいは自分の体をよく観察し、多くの手を借りサポートを受けながら、回復、安静に努めるということが大切なのです。私も妊婦さんの指圧マッサージ治療に際し、妊婦さんにはいつもこのようなアドバイスをしています。

妊娠期間中の頭痛とストレス

2015年08月05日(水)15時55分
カテゴリ:お役立ちコラム 頭痛、ストレス 

妊娠期間中、肩こり、腰痛、仙腸関節痛、むくみ、明け方の足のつり、特徴的な様々な症状が頻繁に起こります。妊娠期間中には頭痛で悩まされる妊婦さんも多くいらっしゃいます。今回は、妊娠中に頭痛がおきやすい原因や対策など、妊婦さんと頭痛についてまとめました。また、妊娠期間中のストレスを緩和する意味も最後に書きましたので読んでもらえたらと思います。

妊婦さんに頭痛がおきやすい原因は?

目の奥から後頭部首にかけて突き抜けるような頭痛
私が妊婦さんを診てきて妊娠期間中多いと感じる頭痛のパターンは、妊娠初期、つわりの時期に多く見られる目の奥から後頭部首にかけて突き抜けるような頭痛です。この症状を訴える妊婦さんは非常に多く、傾向としては妊娠初期のつわりの時期という自律神経のバランスが乱れやすい時期、仕事のストレスがある(ディスプレ作業が多く目をよく使う)、など何かしら神経系のストレスがかかりやすい状況で起きやすく感じます。神経系のストレスを感じると、血行不良がおき、脳の血行が悪くなって頭痛が起こるだけでなく、首や肩も凝ってしまい頭痛を引き起こします。また人によっては鉄欠乏性貧血や妊娠高血圧症候群、ホルモンバランスの変化など様々な理由から妊娠期間中は頭痛が起きやすくなります。
頭痛には大きく「偏頭痛」と「緊張型頭痛」の2種類があり、どちらに当てはまるかをまず見極め対応することが大切になります。偏頭痛は脳の血管拡張されることが原因で、吐き気や嘔吐、肩こり、こみかめや目の周辺の痛みが伴い、ズキズキとした頭痛が起きます。一方、緊張型頭痛は血管収縮が原因で、後頭部から首筋にかけて頭全体にしめつけられるような痛みが起きます。偏頭痛と近々調整の頭痛では対応が逆になるので注意が必要です。

偏頭痛の対応 
ポイントは血管が拡張しているため、患部を冷やしたほうがいいです。温めるとより血流が良くなり拍動のたびにズキズキ頭痛がしてしまいます。偏頭痛が起きたときは、痛む場所を濡れタオルなどで冷やして、暗い部屋で休むようにします。このくらい静かな部屋で休むというのは偏頭痛に非常に重要なポイントになります。冷やすこと、暗くし安静にすることで広がった血管が収縮して頭痛がおさまります。本当に痛みがひどい時はお風呂は避け、シャワーにしておきましょう。アイマスクをしてゆっくりと休むのもおすすめです。

緊張型頭痛の対応
肩こりや血行不良などの血管収縮による緊張型頭痛の場合には、患部を温める、マッサージして緊張を取り除くと痛みが緩和されます。湯船に浸かって血行をよくするのも、リラックス効果もあって痛みの緩和につながります。首や肩のマッサージは神経系がストレスを感じ緊張した筋肉をリラックスさせ血行を良くし、血管収縮からくる緊張型頭痛の解消に効果があります。また深呼吸には「酸素不足の解消」と「リラックス」の2つの効果があり、血行を促進します。

ここまでが、ネットで調べれば出てくるような一般的な妊婦さんと頭痛の話です。しかし、私はアーユルヴェーダという伝統医学を勉強していて、この考え方や対処のテクニックを使っていくと本当に効果があるためお伝えします。まず頭痛の原因はほぼvataという風の質が乱れた時に見られる症状です。この風の質vataとは、風からも連想されるように冷たかったり、動きがあったり、不安定差があったりするのが特徴です。妊娠期間中、特につわりの時期はホルモンバランスや自律神経のバランスが平常時と異なり、気分の浮き沈みや体調の変化、消化力、様々な不安定さが伴います。この時期は本質的につわりのある妊婦さんはだれもが不安定であるため、vataが乱れやすく、頭痛のみならず、冷え性、腰痛症、不眠症、肩こり、便秘症、大腸性疾患、などといったvataが乱れることで引き起こされる症状が多く見られます。つわり自体はkaphaという水の質の増加に伴う症状なのですが、変化の激しさや不安定さが非常にある時期なので、vataも乱れやすくvata特有の症状が出てくるのです。
つまり、アーユルヴェーダ的に考えると、このvata風の質を抑え和らげてあげることで頭痛を含めた上記の症状は緩和することができます。vataを下げる対処法は、「温めると休む」です。風の冷える冷たい質、動き回る不安定な質と逆の「温めると休む」ということを十分意識して取り入れることで、非常に症状は楽になります。私の治療院はとても静かで、ベッドも広く非常にリラックスできます。このようなリラックスできる環境で、首、頭、肩といった頭痛に関連する箇所をマッサージでほぐす(ほぐすというのは温める効果がありvataを下げます)ことにより、おおよそ緊張性の頭痛は一回でも楽になります
もちろん妊娠期間中は非常にvataが乱れやすく、体質的にvataが乱れやすい人はなん度も繰り返す傾向がありますが、それでも体を温めること、十分な休息(昼寝ではなく規則的な早めの就寝)を心がけていると、頭痛ばかりか便秘や緊張、不安といった症状も楽になってくるので、ぜひマッサージを取り入れながら「温めると休む」を意識してみてください。

妊娠期間中のストレスの緩和の重要性

娠期間中の妊婦と赤ちゃんの関係は密接であり、妊婦さんが体調がよく、安定感があり、健やかであればあるほど、お胎の中の赤ちゃんにとっても心地よく、発育しやすく、穏やかで健康な赤ちゃんとして成長していけることは明白です。胎児神経系発育段階に妊婦さんがストレスを抱えていることは、お胎の中の赤ちゃんの神経系にとってもストレスであり、出産に向けたリスクの低減だけでなく、出産後の赤ちゃんの豊かな成長のためにこのストレスは必ず解消していく必要があります。私が見てきた妊婦さんの多くが仕事を持っており産休に入るまで、少なからずストレスの影響は受けます。もちろん働くことにより緩和されるストレスもあるのですが、通常と異なる体や心の変化やそれに伴う環境、対応の変化はまたストレスを生みます。妊娠初期から出産までの妊娠期間中を通し、痛みや不快感、不安や疲労といったストレスが少なく過ごすことができれば、お腹の中の胎児の安定、健やかな成長につながることは明白で、やはり自分がストレスをうまくマネジメントしていくという考え方が妊婦さんには特に重要だと感じています。妊婦さんの状態を良くしていくことが胎児の状態を良くしていくこと、それはすでに妊婦さん自身よく理解していることなのですが、実際多くの妊婦さんに接してみると忙しすぎて自分のケアをし切れず体を疲れさせストレスを溜めたままにしている、疲れをためたまま本当はケアをしたいけれどそれができず、赤ちゃんに悪いなという罪悪感を持っているという方も多くいらっしゃいます。
マタニティケアは、妊婦さん自分自身のためのものであり、同時に赤ちゃん自身のためのものであり、赤ちゃんの今後の健やかな健康、育児はすでにお腹の中に赤ちゃんがいる時から始まっているという認識のもと、マッサージを使って体や心のストレスを緩和し、食事や過ごし方のアドバイスを少しずつ取り入れケアしていくべきだと考えています。

明け方脚がつる!むくみがひどい!という妊婦さん

2015年07月29日(水)16時32分
カテゴリ:お役立ちコラム むくみ、つり 

妊婦さんは脚がとてもつらいですね。本当によくむくみますし、明け方少し足を伸ばしたり、ふくらはぎの筋肉に力をいれただけで脚がつりそうになる、つるという妊婦さんは非常に多いです。検診の時にお医者さんや助産師の方に相談してみても、「妊婦さんだからしかたがないですねー」と言われるケースがほとんどで、なかなかかわいそうだなとも治療をしていて感じます。なぜ妊婦さんは明け方足がつりやすくなるのか、むくみがひどく出るのか、緩和させるためには何をしたらいいのか、少しまとめますので参考にしてみてください。

妊婦さんの脚の状態

個人差はありますが基本的に妊婦さんの脚の状態は20週を過ぎたくらいから、だるくなり、重さを感じ、むくみやすくなります。そして「明け方に脚がつる」という現象が起きてきます。原因としては、妊婦さんはお腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれて体重が増えます。体重が増えることで物理的な足の筋肉の負担が大きくなってくることが考えられます。ただ単純に体重の増加だけが、足の筋肉の状態を疲労が溜まりやすくするわけではなく、歩き方の変化、今まである程度脚を上げ歩いていた歩き方から、すり足のようなあまり大きなお尻の筋肉を使わない歩き方になってくるため、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)や足の前側の筋肉(前脛骨筋)が非常に疲れやすくなります。筋肉が疲れやすくなる状態とは、筋肉が硬くなっている状態です。この状態の筋肉は非常につりやすい状態です。さらに循環する血液量が増えることもむくみ、つりやすくなる原因の一つです。血液はカルシウムイオンやカリウムイオン、マグネシウムイオンのバランスで活動しているのですが、寝ている時に一定量動いて血流が、寝返りや足に少し力を入れた瞬間に血流が変化し、イオンバランスが崩れ筋痙攣を起こす、これが明け方に一番脚がつりやすい理由です。日中歩いていたりと脚の筋肉を使っている時は血流がある程度一定なので、筋肉の状態としてはイオンバランスが取りやすくつりにくいのですが、妊婦さんは寝ている時に寝返りの回数も減ってきて筋肉への血流があまり一定ではなくなるため、急なイオンの変化に対応できなくなるのです。明らかに妊婦さんの脚は通常の脚よりも釣りやすい脚に変化します。さらにそれは週数が進むにつれ、お腹が前に出てくる妊娠後期に入ってくると、鼠蹊部のリンパ節を人によっては圧迫しやすくなってしまうので、むくみの状態も今までとは比べものにならないくらいにひどくなったりもします。患者さんを見ていると、足首がなくなってしまうくらいのむくみになる人もいます。これは大変ですね。30週を過ぎてから今まではそれほどむくみは大丈夫だったのに、急に来た!という方がいるのはこのような理由です。

妊娠期間中むくみ、つりはどうしたらいいのか!

2015年07月29日(水)16時25分
カテゴリ:お役立ちコラム むくみ、つり 

一般的にはイオンバランスを整えるためにカルシウムやマグネシウムの豊富なイワシやサバなどの魚、ひじき・わかめ・こんぶなどの海藻類などを意識的に摂取するようにしましょうというアドバイスもあります。しかし、物理的に圧迫したり筋肉の動かしが少ないとどうしてもむくみやすいし、つりやすくなります。そこで私がオススメしたいのは、オイルによるセルフマッサージとプロの手を借りた定期的な指圧マッサージです。循環を良くして、筋肉の状態を良くしなければ何度もつりやすく、むくみもなかなか解消されません。
オイルによるセルフマッサージですが、多くの妊婦さんがクリームによるマッサージはおこっているようです。しかし理想は、つったりむくんだりする脚は必ず冷えを伴っているため、温める質を持ったオイルを使うのが効果的です。温める質を持ったオイル、それはセサミオイルです。ココナッツオイルやホホバオイルが冷たい質を持ったオイルであるのに対し、セサミオイルは本来温める質を持っており、妊婦さんには非常にオススメです。
セサミオイル、ごま油と聞くと「あの匂いがするごま油を使うのですか?」と言われますが、ゴマの香りがしない太白胡麻油を使います。私のオススメは瑞健の胡麻油です。この胡麻油は一度100度にキュアリングしてあるため、非常に安定したオイルでこのまま少し手のひらに取りふくらはぎ、できたら優しく足裏までつりやすい、むくみやすい妊婦さんは毎日軽くマッサージをしていると、非常に足が楽になります。
http://zuiken-oil.sn.shopserve.jp

つるという症状は筋肉の状態が良くなると割と簡単に繰り返さなくなってくるので安心してもいいと思います。それに比べむくむという症状は、どうしても鼠蹊部の圧迫など物理的な要因も入ってくるため、一進一退であり根気は必要です。それでもセサミオイルを使ったセルフマッサージや、本格的な指圧マッサージにより困った状態が続くことは緩和できます。明け方の足のつりやむくみで困っている妊婦さんは、是非治療に来てください。さらに計画出産の方の入院中や出産後入院中は今までにないぐらいむくみが辛い、という妊婦さんもいます。これはベッドで横になり、筋肉を動かす機会が少ない状態で点滴を打ったり促進剤を打ったりする影響があると思われますが、このような状態の時も今までも病室に呼んでもらえればほぐしますので、ご相談下さい。

お尻(仙腸関節)の痛みを防ぐために

2015年07月28日(火)18時05分
カテゴリ:お尻(仙腸関節)の痛み お役立ちコラム 

妊婦さんはお尻の関節、筋肉の痛みを悪化させてはいけません初めから痛くならないのが理想です。初めから痛くならないためにどうしたらいいのか、痛くなってしまったらどうしたらいいのかをお伝えします。
まず、お尻の関節(仙腸関節)、筋肉に痛みが出る原因は、
お腹が大きくなった

歩き方が変化した

お尻の筋肉が落ちた、十分に動かされなくなった

筋肉が硬くなった

硬い筋肉に痛みを伴う炎症がおきた
です。
筋肉は動かしが少なかったり筋力が落ちたりすると固くなり、痛みが発生するリスクが増えます。つまり妊娠中期から後期にかけお尻に痛みがでる妊婦さんの筋肉はどんな筋肉かというと非常に硬くなっている筋肉なのです。私はもともとそんなに筋肉がないし、筋肉がないので硬いという感じがしないという妊婦さんもいます。しかし、筋力が落ちると表面的には筋肉が萎えたように柔らかく感じますが、関節周りに付着する筋肉の集まり、腱は余計に疲労が溜まり炎症を起こしやすくなります。
つまり妊婦さんは、お尻の筋肉が落ち、硬くなり関節に疲労が溜まりやすくなることを理解し対策を打っておくことが肝心なのです。例えば、私は来る妊婦さんすべてに、横になった時と起きる前に、仰向けのまま立ち膝をつい十回ほど左右に膝を倒すようにすることを勧めます。起き上がる前など筋肉がまだ柔軟に動いていない状態の時にこの動かしをすることで、痛みが出るリスク(急に硬くなった筋肉を動かしピッと痛みが出る)を下げることができます。またこのような動かしを日々から意識していることで、お腹が大きくなってきてからも筋肉の動かしが足りず硬くなるという状況を緩和できるので出産産後までお尻に大きな痛みなく進めるという大きなメリットがあります。とても簡単なエクササイズですがすべての妊婦さんがやっていた方がいい動かしだと勧めています。また立って壁などに手をつき安定性を持ったまま、お尻の筋肉を動かすように太ももから片足ずつ足を大きく回転させるエクササイズ、これも非常に有効です。要は筋肉を日頃から適切に動かしていることが大切なので、無理をしない安全なポジションで日頃から少しずつ動かしていたほうがいいのです。
またお尻の筋肉を指圧マッサージでほぐすというのは非常に有効です。決められた角度から安全にお尻の大きな筋肉ほぐすことが可能なので、このお尻の筋肉のほぐしを定期的に妊娠期間中入れることにより、かなりの確率でお尻、仙腸関節に痛みなく出産産後へと進んでいけます。
これからの妊婦さんに認識していて欲しいのは、妊婦さんは筋肉の状態が良ければ良いほど出産産後が楽」ということです。筋肉は適度に筋力があり、ほぐれているのが理想です。筋力は元々の運動歴が影響し、また妊娠期間中は満足な筋肉のトレーニングがしにくいため筋力低下は仕方がないところですが、せめて筋肉が硬くなることは安全な指圧マッサージを使ってケアしていくべきです。
すでにお尻に痛みがあり不安がある妊婦さん、痛みは特にないけれどもこれからお腹が本格的に大きくなってくる週数に入る妊婦さん、すべての妊婦さんの筋肉を楽な状態にケアし、楽な出産産後へとつなげていきたいと思っています。なんでもご相談ください。

 

 

ご予約・お問い合わせ
PAGE TOP