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妊娠後期、妊婦さんのぎっくり腰を減らすために2

2015年03月18日(水)11時36分
カテゴリ:お役立ちコラム ぎっくり腰 

ぎっくり腰と同じくらい多い妊娠後期に起こる仙腸関節の痛み

妊娠期間中、特に妊娠後期は妊婦さん特有のぎっくり腰になりやすい話を前回しました。もう一つ妊娠後期に起こりやすい妊婦さんの特徴的リスクがあります。それがお尻の筋肉に痛みが出やすい仙腸関節痛です。
仙腸関節とは、仙骨という骨盤の後ろ側にある骨と、腸骨という左右の骨盤になる骨の関節部分で、お尻を手で触った時に段差を感じることができる場所です。
この仙腸関節が、妊婦さん、特に妊娠後期32週を過ぎると非常に痛みが起きやすくなります。これはとても特徴的で、一般的にはこの部分が痛くなることはスポーツ選手、特に体操など過度に仙腸関節部分にストレスのかかる場合に起きやすいのですが、妊婦さんはまた別の理由からこの仙腸関節にストレスがかかります。

ストレスのかかる妊婦さんの仙腸関節

妊婦さんは妊娠後期、特に28週を過ぎてくるとお腹の大きくなる、大きくなるばかりか少し前に出てくるようになります。このことにより腰骨が反り気味になるので背筋群に負担がかかり、筋力が弱かったり、筋バランスが悪いとぎっくり腰になりやすくなります。同時に、このお腹が前に出てくるにつれ、妊婦さんは歩き方がペンギン歩きのようにすり足をするような歩き方に変わってきます。すり足をするような、小股の歩行でしかしづらくなってくるのです。妊娠前期はつわりなどの影響により神経系のストレスが大きく、頭や肩、肩甲骨など上半身に症状ができやすく、妊娠中期は、循環血液量が増加したり、少し運動不足になることから、足のむくみやこむら返り、足のつりが増えてきます。しかしこの時点ではまだ歩幅が変わるような大きな身体的変化は少なく、歩幅もまだ比較的大きいため仙腸関節の可動域はある程度確保できています。
しかし妊娠後期になると、お腹が前に出ることにより歩幅が減少し、仙腸関節の可動域が非常に狭くなります。これが仙腸関節を構成する筋肉、靭帯にとっては非常にストレスになるのです。

妊婦さんの仙腸関節痛の原因

関節部分の可動域が低下すると、関節を構成する筋肉、靭帯が硬くなります。この筋肉靭帯が硬くなると、ちょっとした急な動かしや、負担により筋繊維に損傷が出て炎症が起きる、これが関節炎のメカニズムです。妊婦さんはまさにこれが仙腸関節で起きやすくなるのです。歩幅が狭くなるなることで、仙腸関節の可動域が低下し、仙腸関節の筋肉、つまりお尻周りの筋肉が硬くなり、痛みがでるというものです。もちろん関節可動域や、筋肉、靭帯の柔軟性には個人差があるため、それが早い段階、20周過ぎたあたりから起きる妊婦さんもいます。

仙腸関節痛の痛みには大きく2パターンある。

今までに何人も妊娠後期、「先生お尻が痛いです」という妊婦さんを治療してきました。このお尻が痛いです、つまり仙腸関節部分が痛いというパターンは大きく分けて2つあります。

朝起きる時や、長く椅子に腰掛けていた後の立ち上がり時など、動かし始めに痛みが出る
歩くたびに痛みが出る

この痛みの違いは重要です。まず、朝起きる時や、長く椅子に腰掛けていた後の立ち上がり時など、動作開始時のお尻の痛みというのは大きく関節部分に炎症が起きているわけではありません。関節周りの筋肉、靭帯が硬くなってきたことにより動かし始めに筋肉にストレッチがかかるのですが、このストレッチが筋肉、靭帯が硬いことで痛みを感じます。この動作開始時の痛みのパターンは、基本的に日中体を動かしている時、血液循環がいい時にはあまり痛みを感じません。長く同じ姿勢が続いた後、筋肉が一時的に硬くなった状態での筋肉の引っ張られ感が痛みとして出るからです

この動作開始時痛に対し、歩くたびに痛みが出るというパターンがあります。これが最も回避しなければいけない、本当の仙腸関節炎ですこの状態の仙腸関節は、完全に炎症しています。
これは本当に大変なことで、壁に手をかけ伝わなければ歩けない妊婦さんも何人も見てきました。これが妊娠後期、30週以降の妊婦さんで起こってしまうと、もちろん出産はどのような形であれ誰もが乗り切ることですが、決していい形で出産産後へと向かえるわけではなく、痛みや疲労を抱えたまま、大切な段階を迎えなければいけなくなります。
この完全な仙腸関節炎は、妊婦さんに見られやすいトラブルの特徴で、早い段階から治療院でも伝えているストレッチをコツコツやっていたり、定期的に安全にマッサージすっることで回避できるリスクなのですが、特に何もしないまま妊娠後期に突入し、体重も増えてくるとそのリスクは非常に大きくなります
つまり、この歩くたびに痛みが出るような仙腸関節炎に対し、妊娠後期までに予防しておくという考え方、準備が非常に重要なのです

次回、ぎっくり腰と、仙腸関節痛に対する予防の重要性の話をします。

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