ギーの効果を理解するためのアーユルヴェーダの話
ギーが妊娠期間中、産後授乳中の助けになってくれる話を作りかたも含め4回してきましたが、どのような意味でギーが妊婦さんにいいのかアーユルヴェーダというインドの伝統医学の知識をもとに話をしようと思います。
アーユルヴェーダではギーは体と心を純粋にし、健康を与えるオージャスという力を非常に多く含んだ重要な食べ物といわれています。ギーの持っている最大の魅力は、消化力をあげることと、神経系のストレス、炎症を取り除くことにあります。
消化力を上げるギーの力
私たちは消化力が衰えることにより、体が冷えたり、重くなったり、食べたものをしっかりと消化できず栄養にならなかったり、未消化物が体の中に蓄積したりします。そして消化力の低下により心も重くなったりもします。この消化力をアーユルヴェーダではアグニというのですが、このアグニがちゃんとあるかどうかをアーユルヴェーダでは重要とします。そしてギーはこのアグニを安定的にあげる作用を持っているため、日常的に食べていると、冷えとりや便秘の改善、食欲の増進、心の軽さという効果をもたらしてくれます。